会長メッセージ

NPOである「ワールドキャンパスインターナショナル」(WCI)の招きで、世界各国の若者たちが日本を訪れます。私たち「ワールドキャンパス多摩実行委員会」(WCTC)は、この活動に賛同し、若者たちの多摩市滞在をサポートし、市民の皆さんと触れ合うプログラムを企画しています。

 多摩市や教育委員会、多摩市国際交流センターなど多数の後援、協力、協賛をいただき、また広告や寄付の形でいただいたお金を会場費などの活動資金としていますが、イベントの企画や進行を担当いただくスタッフ、ホームステイ先のホストファミリーも、すべて「手弁当」のボランティアです。

 お金と時間があれば、海外旅行や留学などを経験することはできますが、WCTCのこの活動にかかわっていただく市民の皆さんは、ここ多摩市に居ながらリアルな国際交流を体験できます。また、体験を通じ知り合った若者たちは、この先も世界で交流の輪を広げてくれるはずです。

 技術が発達し豊さを実感できる時代になりましたが、世界に目を向ければ貧困や飢餓、暴力、差別が絶えません。更には国と国が市民に兵器を持たせ、殺し合いをしている現状は、嘆かわしい限りです。私たち市民の力はあまりにも小さく、時に無力であると感じますが、国境を越えた市民同士のふれあいの中に、これらの問題を解決するヒントがあるに違いありません。

 今回は、7か国から24名の高校生以上の男女を、多摩市に受け入れます。1週間という短い時間ではありますが、共に触れ合い、学び合い、かけがいのない国際交流の機会となることを確信しています。

ワールドキャンパス多摩実行委員会
代表 加藤 晃章